2018年05月14日

ポスティングチラシはどこに配ればいいの?費用と効果のポイント

ポスティングチラシでの集客っていいんですよ。
ポスティングチラシの最大のメリットは、お客様の居そうなところにピンポイントで広告を撃てることなのです。

ポスティングチラシはどこに配ればいいの?費用と効果のポイント

ポスティングチラシなら簡単だと考えている方が意外と多い

「配るのにお金がかからないし、ちょっと空き時間にでも自分でできそうかな」という程度では、なかなか思ったような効果が出にくいですし、ただ単純にチラシをポストに入れてくれば反響がある時代ではありません。

それでも「集客を成功させるためのノウハウをきちんと活用し、その通りに実行すれば結果が出しやすい」そんなポスティングのやり方があるのです。

ポスティングする地域・ターゲットはどうやって選ぶ?

ポスティングチラシの役割

それは「あなたのご近所さんに広告をする」です。
「お店の周辺」をお客さまとする商売ほどポスティングに向いています。
日常生活の中であなたのお店を利用し、リピートしてくれる、近くの住民の人がお客さまという業種、例えば、飲食店やクリーニング店、不動産物件情報なら適しています。
配布禁止のアパートなどもありますが、大方7割程度は配布出来ることから、あなたのご近所さんに広告するには最高の広告ツールと言えます。

ただし、ポスティングに向かない業種もあります

極端にいうと、専門性のある商品を扱っているお店、例えばビッグサイズの洋服やキャンプ用品といった業種は、あまりポスティングでの集客に向きません。

ただし、ポスティングに向かない業種もあります

こうしたお店は、ターゲットがお店の周辺にいるにはいるかもしれませんが、必ずしも周辺に多く分布しているわけではありません。つまり広範囲に分布しています。

このようなターゲットに対してポスティングは無駄です。あちこちに点在するであろうターゲットを追っかける余り、配布エリアが広大になり、配布コストもかかります。

また、ポスティングチラシ向きの周辺住民をメインターゲットとする業種であっても、広域にどこまでも配布を続けるわけにはいきません。
集客力は遠くなるほど確実に落ちるからです。

あなたのお店から徒歩5分のエリア、徒歩10分のエリア、徒歩30分のエリアでは、近くに住む人の方が、お客さまとして呼び込みやすいです。

「周辺」といっても「線引き」が必要です。

逆に言えば、あなたのお店がご近所さんを顧客としないのであれば、ポスティングには向いていないという事です。

どのような人がターゲット?

あなたのお店がどのような人をターゲットとしているかを考えてみてください。
ターゲットがお店の近所に多く住んでいない(広範囲に分布している)のにポスティングを行うと…

配布エリアを広げなくてはいけない

コストも時間もかかる

コストがかかるから継続して販促活動できない

となってしまいます。
お客さまが密集していないから、無駄な配布(来店が期待できない人)が多くなります。

どのような人がターゲット?

ポスティングをしようと思う方は、新聞折込と同じように広く浅くまこうと考える方がほとんどです。大量にチラシを刷ったからといって、一度に多くの枚数の配布を行うと「遠いエリア」まで配布することが出来ますが、半径が倍になると、配布エリアの面積は4倍となります。
もちろん、用意するチラシが4倍になってコストが増えても、4倍集客すれば問題ありません。
しかし、お店から遠くなるほど、集客力が落ちます。一般的に、4倍の面積に配布しても、集客を4倍にすることは難しいです。

ポスティングチラシの回数と効果の関係

ポスティングチラシは近隣が効果的

ポスティングチラシは、来店する見込みが少ない遠くのエリアに配るよりも、お客様になりやすい近くのエリアに何回も配布する方が効果的です。

重点的に配布を行い、チラシを印象づける

あなたは昨日とか一昨日ポストに投函されていたチラシを覚えていますか?
覚えてない場合がほとんどですよね。
しかし、2度、3度と投函されていたチラシだったら、ハッキリとではないにせよ印象に残っていますよね。
つまり、新聞折り込みと同じように広く浅くバラまくのではなく、同じところを2度、3度と投函することが、ポスティングの費用対効果を出すコツです。

ポスティングは一度投函しただけでは効果が薄いです。
通常1度や2度配布しても、即効的に反響がでることはあまりありません。

なぜなら、人は最初からよほど関心があるもの以外はあまり潜在意識の中に残らないからです。
例えば雑誌広告なども1回の広告では効果が薄いため基本は期間契約するものです。

重点的に配布を行い、チラシを印象づける

つまり、もっと注視して見る郵便物や他のチラシの中に入っているうち、あなたのチラシが何回か目にするようになってくると、「また入ってるな~、なんだろう」となってくるわけです。

少なくとも3回は投函して、潜在意識へ徐々にすり込み顕在化させて行きましょう。
商圏にもよりますが例えば2万部のチラシを1回で広く浅くまくのなら、お店周辺に1万部を2回まく方が効果を生みやすいのです。
チラシは短期間に3回目にすると完全に認知されます。
エリアを限定し定期的に配布しましょう。

結局はタイミングが勝負だったりします

客単価の低い商売を考えてみます。
飲食店やお弁当屋さんは、お客さまが1回に使うお金はそう多くはありません。
しかし、これらは多くリピーター商売です。

こうした商売は、ポスティングによる集客を積極的にした方がいい業種といえます。
一度の販促(ポスティングチラシ)で何度もリピートして来てもらえるようになったら効率がいいからです。

一方、雑貨店などの小売業は消費者が1回に使うお金がそう多くなくて、かつ、リピーターになってもらったとしても定食屋さんのように日常的に通うことはありません。
もちろん、反響率が高ければ配布をするメリットもありますが、一般的に考えた場合、雑貨店よりも定食屋さんのチラシの方が反響は良いです。

ですから客単価が低いお店の場合、配布コスト(チラシ制作料や配布料)と、集客して呼んだお客さんが使う額を考慮してポスティングをすべきかどうか考えるべきです。

お店の目と鼻の先にはまかなくてよい?

店舗認知にはギャップがある

「お店の近くに住んでいる人はお店を知っている」と思うのは、あなたの思い込みに過ぎません。
すぐ近くに住んでいる人は、、、

店舗の裏側エリアに住むAさん

実は、気にはなってるけど、どんなお店かは知らないなぁ…

店舗前の道を毎日通るBさん

そう言えばそんなお店があるけど、行ったことないな。チャンスもなかったし。

つまり知ってはいるけど、情報が無いから「お店に行かない」のです。

前を通る=知っている

というのは、根拠のない思い込みにすぎません。

ひどいときには、毎日クルマで前を通っていても、あたりまえの「風景」に溶け込んでしまっていて、認知してないこともよくあります。

人は一般的に70%程度の情報を知らないと、初めてのお店には入店しないというデータもあります。
興味を持たれてないということは、「美味しそうなお店」というような魅力が外観からは伝わっていないということでもあります。
近いエリアこそ、チラシ配布でアピールしなければ来店にはつながりません。

目的に合ったターゲットの住む居住形態に配る

ポスティングチラシはピンポイント

ポスティングチラシというのは新聞折込チラシとは違って、町丁単位でピンポイントで配布指定ができる宣伝媒体なので、この特徴を最大限に活かす使い方をするのが有効です。
また、「こういう家に住む人は、こういう商品・サービスを欲しているだろうな」という想定のもと、その商品・サービスの広告を配布することができます。
たとえば、築30年~40年を過ぎていそうな戸建てだけに絞ってリフォームのチラシを入れるといった具合です。

ターゲット別配布先

オフィス

法人様相手に商売を行っている会社は多く、またターゲットの法人の業種を選んで配布することもできます。

分譲マンション(ファミリータイプマンション)

持ち家ということで一定の所得層であることがわかり、不動産の売り求むチラシや、リフォームのチラシなど部屋に関することが有効です。ファミリーなので、男性・女性・大人・子供と幅広いターゲットが住んでいます。

ワンルーム、賃貸物件

20代~30代を中心とした独身者が多い傾向があります。若者向けの商品が有効かもしれません。また、若い人は新聞をとってない(=折込チラシを目にしない)ことが多いため、よりポスティングが有効といえます。

戸建住宅

エリアによって家の密集具合が異なるため、配布には多少の時間がかかることもあります。
殆どのお宅が持ち家で一定の所得層であることがわかり、分譲と同様に男性・女性・大人・子供といろいろなニーズを持っている配布先となります。

配布目的を見失わない

時間でより多くのチラシを配る効率からいうと、大きなマンションは確かに配りやすいものです。
しかし、目的は「多くまく」「短時間でまく」「ノルマの枚数をまく」のではなく、「お店に集客すること」なのですから、(ターゲットにもよりますが)集客の観点からみて有効な「戸建」や「商店」などに声掛けなどをしながら配布をすることが、時間がかかっても、より効果があるのです。

配布目的を見失わない

最も良くないのは、(よくやりがちですが)理由や意味が無いのに、団地・アパート・マンションばかりの地区(入れ易い地区)に入れてしまうことです。集合ポストばかりなので、移動せずにぱっぱとまきやすくて楽ですし、数も減り易いので沢山まいたことになりますから…。アルバイトを頼んで、具体的な指示を出さないで配布させるとほとんどがこのパターンになりがちです。

ポスティングチラシはどこに配ればいいの?

ポスティングチラシの配布先は、ズバリ!店舗の周辺です。
それは店舗の目の前のお宅から始まります。
経営者が思っているほど、あなたのお店は認知されていません。
お客様を思った最高の商品を、どんどんアピールしてください。
ただし、ポスティングチラシの目的は数をまくことではありません。
集客することです。
アルバイトさんにお願いする時は、ここの部分はハッキリ伝えてください。

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