あなたのメールアドレスも狙われる可能性大!サイバー攻撃は他人事ではありません!
大阪の総合医療センターが「ランウェイ」と呼ばれるネットウイルスによるサイバー攻撃を受け、大規模なシステム障害が発生したとニュースになっていました。
電子カルテが使用できなくなるなど、多くの業務が停止状態に追い込まれました。復旧作業にはどのくらいの日数が必要か見通しも立たず、数億円もの費用がかかるそうです。
このようなサイバー攻撃は、なにも特別なことではありません。あなたのパソコンが狙われる可能性も大いにあるのです。
身近になっているサイバー攻撃の危険性を理解していないと、とんでもないことがあなたに襲い掛かることになります。
サイバー犯罪の狙いはなに?
パソコンでもスマホでも、インターネットに繋がらなければアプリやwebが使えませんし、見ることもできませんよね。
アプリやwebを使う際に必要なものがログインです。
ログインするためにはIDやパスワードが必要で、大抵の人はIDやパスワードを忘れないように共通のものを使っています。
サイバー犯罪にメールアドレスが乗っ取られてしまったら、どうなると思いますか?
- ほかのアカウントでも同じログイン情報を使っていると推測される。自動化されたソフトウェアを介して、あなたのあらゆるアカウントへ侵入を試みる。
- 乗っ取ったアカウントのパスワードが変更される。
- あなたのメールアドレスを使って、スパムメールやフィッシング詐欺メールを送信する。
- クレジットカード情報を不正に取得し悪用され、身に覚えのない請求をされる。
- 社内の機密情報の漏洩。
- メールアカウント内のアドレス帳に登録している他社の情報までも漏洩。
全世界におけるサイバー犯罪の被害額はなんと、年間で数百兆円にも及ぶそうです。サイバー犯罪の狙いは【盗難データの売買】で、被害額の大半がこれにあたります。
今やインターネットが生活の一部になっており、あなたの個人情報から会社の機密情報まで全てネット上にあると言えるでしょう。
メールアドレスが乗っ取られたら最後。パソコンは遠隔操作されてしまいます。
パソコン内に入っているデータは全て抜き取られてしまうと思っても過言ではありません。
パソコンやスマホは誰にも知られたくない個人情報の宝箱だからです。
サイバー攻撃から守る方法
メールアドレスが乗っ取られてしまうと、あなたはサイバー攻撃の「被害者」ですが、「加害者」にもなってしまいます。
一度でもメールアドレスの乗っ取り被害にあうとセキュリティ管理が甘いとみなされ悪用リストに入れられて、何度も攻撃をされる可能性が高くなります。
そのようなことが起こらないように未然に防ぐことが重要です。
自身で気を付けること
- ID・パスワードの使い回しをしない。
- PC上にID・パスワードのメモを残さない。
- 公共のWi-Fiや共有パソコンでメールアカウントにログインをしない。
- 信頼性のないアプリのインストールをしない。(無料には気を付ける)
- SNSのDMなどでの不審な添付ファイルを開かない。
- ダウンロードボタンが分かりづらい、または偽装されているケースはよくある。
- 実在する企業を装ったフィッシング詐欺に注意する
- 容易にメールに添付されているURLや画像をクリックしない。
知り合いからのメールだとしても時系列や話の趣旨など、よく内容を確認しましょう。
その人のメールアドレスが乗っ取られている可能性もあるからです。
PCのセキュリティ強化
- ウィルス対策ソフトの導入をし、定期的にパソコンのウィルスチェックを実行する。
- 自社ホームページの暗号化(SSL化)を行う。
- OS、セキュリティソフト、メールソフト、ブラウザは常に最新版にバージョンアップして脆弱性を防止する。
まとめ
サイバー攻撃は他人ごとではないのです。外国の話でも、大企業の話でもありません。
サイバー攻撃にあったら会社の信用問題に関わってきます。
そうなる前にセキュリティ強化は必須です。また、メールを開く作業にも十分に気を付けて行いましょう。