新規顧客獲得にいくらかかって、どう捻出するか?
広告を出稿をするとき、新規客獲得にはどのくらいのコスト分配が適正なのか?
顧客獲得単価を計算し、どのような思考で広告費を捻出していくかを考えてみます。
顧客獲得するための単価やコストの考え方
新規顧客を獲得するには、顧客はまだ店舗や商品を知らない状態からスタートですので、より広く認知させたり、ゼロからの信頼獲得など、強力な販促活動をして見込み客を集める必要があります。
強い販促を行う必要があるので、「新規顧客に出会う」までには、時間と労力とコストがかかります。
あなたが一件あたりの新規顧客獲得にかかったコストを算出してみるとよいでしょう。
新規顧客獲得にかかるコストが分かると、そのコスト(広告・プロモーション費)を捻出する為の具体的な戦略が見えてきます。
「新規客を獲得するためのコスト」の感覚が身につくと色々な事を事前に察知できるようになります。
ここでは、「新規顧客に出会うまでに費やすコスト」=「広告・プロモーション費」とします。
単価やコストの考え方は以下の2つです
[1]1回の販売での顧客獲得コスト
[2]リピート購入のときの顧客獲得コスト
[1]1回の販売での顧客獲得コスト
例えば1つの商品を販売するとき
・売り上げ 10,000円
・原価や人件費など販売にかかる費用 6,000円
・残したい利益 3,000円
とすると
10,000円-(6,000円+3,000円)=1,000円
次回広告プロモーション費用に1,000円かけられることが分かります。(※)
実際の広告費と購入者数が分かっている場合は顧客獲得単価が出せる
実際の広告費と購入者数が分かっている場合は実際の顧客獲得単価が出せます。
かかった広告プロモーション費用÷購入者数=顧客獲得単価
(かかった広告費)10,000円÷(購入者数)10人=(顧客獲得単価)1,000円
ただし、売り上げ額よりオーバーしてしまっては赤字です。
(かかった広告費)10,000円÷(購入者数)5人=(顧客獲得単価)2,000円
(※)で計算した次回広告プロモーション費用は1,000円なのに、顧客獲得単価が2,000円。
1,000円オーバーで赤字となります。
[2]リピート購入のときの顧客獲得コスト
既に購入したことがある既存顧客は販促活動を再度おこなえばリピート購入してもらえる場合があります。
既存顧客は新規顧客と違い、認知済み・信頼獲得済みである分、販促活動が省けます。
なので、リピート購入へ昇華させると新規顧客獲得よりも、時間と労力とコストが低く済むのです。
商品金額1商品あたりで、次回使える広告プロモーション費用が1,000円とします。
1年間で1人の顧客が商品を平均3回購入したとすると
=1年間の広告費用は1,000円×3回=3,000円
つまり
1回購入分の広告プロモーション費 1,000円
1年間では3,000円を次回広告プロモーション費用にかけられることになります。
新規顧客獲得の費用をどう捻出するか?
上記のケースでは、リピート購入してもらうと、3,000円が次回広告プロモーション費用にかけられることがわかりました。
新規顧客獲得の費用をどう捻出するか?という問題の答えは、この、リピート客(既存顧客)で上げた売り上げで、そこから生まれた利益(3,000円)を、次の新規顧客獲得費用へ回す、という戦術が立てられます。
リピート購入を作り出すには
このように、まず最初にしなければならないのは、新規顧客が購入してくれたら、次回もリピート購入するように仕向ける戦術が必要となるのです。
2回目の来店率を限りなく100%に近づけ、その顧客たちが更に来店回数をあげるために「何をしていくか?」という事が大事になってきます。
この「仕組み・流れ」を盛り込むのが私たち広告代理店が力を発揮する分野です。
口コミの起こし方を徹底解説
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